こんにちわ![]()
今回から、またシリーズが始まりました。
「目指せ未来会計」
ここでは、未来会計を導入するとこんなことができますよ![]()
ということをお伝えしていきます。
ただ注意事項として、許す限り専門用語を使ってまいります。
ですので、これを読む前に、過去ブログ「黒字決算への道」に目を通してから、これを読んでいただけるとよりお分かり頂けると思います。
第一章は「未来会計の効用」であります![]()
一方で、デメリットはないの
という疑問もあると思います。
それは単純。
最初は時間と手間がかかります。
それも追ってお話していきます。
では、効用第1点目。自社はこれで良いのか
の巻。
僕は、どのお客様にもその会社と同業黒字企業との数値を比較してお見せします。
特に現在のお客様が赤字の場合、同業の会社がどういった理由で黒字経営を行っているのか・・・を、目に見える形で説明します。
例えば・・・・
同業黒字企業の数字が、すぐデーターとして出てまいります。
もちろんその数字は、売上高から利益に至るまでお客様の会社とは全く違う。
そこで、もし同業黒字企業がお客様の売り上げと同じだったら・・・・
と仮定して、売上高に対する経費などの構成割合で、同業黒字企業の数字を変えてしまいます。
すると、お客様の会社と同じ売上高から始まって、損益計算書をわかりやすく対比することができます。
そこで、比べます。
限界利益率が、他社より抜群にいいですが、労働分配率が悪いですね~とか、
固定費が妙に多すぎですね~とか、
固定資産の負担が重すぎますね~とか。
もちろん諸事情あって、お客様の会社の決算書はそうなってしまっています。
しかし、黒字になっている会社には黒字の理由がある。
その理由を、お客様の会社と比較して一緒に考えるのです。
つまり改善点を絞り出すということです。
ここでは、損益計算書は言うまでもなく変動損益計算書です。
その変動損益計算書を使って、同業黒字企業の数値や構成比にできるだけ近づけましょう・・・・
というお話から始まります。完全に真似することは無理なのは承知ですが。
これは言葉にすると、
![]()
かもしれませんが、数字をお見せすると一目瞭然です。
必ず気付きを持っていただけます。
ここで注意したいことがあります。
黒字決算への道でもお伝えしました。
まず、黒字体質を作ることは売上だけではなく、利益が重要だということ。
だから、同業黒字企業の売上高をお客様の売上高に変えて、並べ直すのです。
も一つ。
限界利益までは、社長の攻めの成績表。固定費からは守りの成績表だということです。
同業黒字企業の数字を並べ直すことで、成績表の比較ができるということです。
その二つの注意点でもって、数字のあらわす意味を説明します。
すると1年での改善では、きっと無理だという結論に至るケースが多いです。
例えば限界利益率の向上。
労働分配率の改善。
すぐに解決できるような問題は、少ないといえます。
そこで5年スパンの中期経営計画からスタートしましょう
ということになります。
青経塾の塾生にも言われます。
こんな先の読めない時代に、計画は無意味だと。
「先を読む」のではなく、「作る」のです。
その点で、その考えは誤りだと思っています。
黒字は作るものであって、出来るものではありません。
出来たとしても、それはたまたま出来ただけ。
黒字を作る方法の一つの指針として、同業黒字企業の数値を使ってみましょう![]()
というご提案です。
ただ闇雲に、これを削りましょ、あの単価を叩きましょって言っても、ピンとこないですが、
こんな会社が黒字を作り上げてますよ、という指針があればアイデアも湧いてきます。
売上高が低迷する時代であっても、赤字を最小限に抑えることができます。
いや、出来るようにその仕組みを「作る」のです。
気づきの第一歩が、未来会計の効用の第一です。
一度、わが社の診断してみましょう![]()