こんにちわ![]()
今日は、黒字決算への道 その1をお話したいと思います。
まずは、簡易版の短期経営計画をつくろう
の巻。
黒字決算とは、損益計算書が黒字であることはもちろんです。
しかし、キャッシュも黒字でなくてはなりませんよね![]()
そこで考えるべき点は、簡単に三つ。
一つ 税金を払う認識を持つこと![]()
二つ 税引き後のお金で、借金を返済するという認識を持つこと
三つ 減価償却費は、費用であっても支出ではないことを認識すること
簡易版なので、以上にまとめちゃいましょう。
そして、わが社の損益計算書の費用項目を次の二種類に分けましょう![]()
変動費 売上高に応じて増減する費用。例えば、仕入れや外注費。
固定費 売上高に関わらず、発生する費用。例えば、人件費や家賃。
ここで次の割合を計算します。
変動費 ÷ 売上高
この比率を、変動比率と言います。
その変動比率の裏返し・・・・
1 - 変動比率 = 限界利益率
一般に、粗利益率ともいわれますね![]()
まず、簡易版の短期経営計画に必要な資料は、ここまでです。
そこで、大まかにキャッシュをも含めた損益分岐点の売上高を考えましょう![]()
損益分岐点の売上高とは、上記三つが出来る売上高を言います。
つまり、税金を払えて、借金も返済できるという、最低限の売上高のことです![]()
ざっと、法人関係の税率を40%としましょう。
最低限稼がなければならない利益は・・・・・
{(年間の返済額) - (年間減価償却費)} ÷ (1 - 40%)
で、出てきます![]()
これは、あくまでも必要な「利益」であって、必要な「売上高」ではありません![]()
この利益を、Xとしましょう。
で、必要な売上高は![]()
( X + 固定費 ) ÷ 限界利益率
出てきました
簡単ですよね![]()
こんなに急に売上は伸ばせないよ
といった場合・・・・
損益分岐点の売上を下げるコツは、以上の数式に隠されています。
1 年間返済額を下げること。借入金の借り換えが必要ですね。
2 固定費を下げること。なにか節約できませんか?
3 変動比率を下げること=限界利益率を上げること。仕入先などの協力で、年1%づつの改善が出来ないでしょうか![]()
以上、簡単ですが、簡易版短期経営計画のご紹介でした![]()