歌舞伎座新開場十周年
十二月大歌舞伎
先日亡くなった市川猿翁が手掛けたもの。
坂東やゑ亮の村女おくら に見入った。
坂東巳之助との息のあったアクロバットが見事。
また彼(彼女)の死体のシルエットが艶かしい。
化け猫にもてあそばれされ、まるで死姦されているよう。
みっくんの芝居は猿之助の継承だ。
彼の才をより高みに導いた猿之助の功を再確認した。
橋之助はイマイチ。
調子悪かった?
猫が天井裏から降りてきて踊る場面がある。
その可愛らしい姿と人形操演の巧みさに感激した。
この芝居。
猿三郎丈のブログにあるが、こ一門外に演じられることの意味は大きい。
こうやって再演を重ねることで、古典化されていく。
この第一部は、次の超歌舞伎のために、歌舞伎外の客も多い。
彼らにも良く受けたのではないかしら。