新橋演舞場の『流白浪燦星(ルパン三世)』も好評ですが、
歌舞伎座第1部の『旅噂岡崎猫』も好評なようですね。


この演目、題名に「三代猿之助四十八撰」とこそ銘は打たれておりませんが、
明らかに『獨道中五十三驛』の一場面の抜粋。

演出に二代市川猿翁演出と書かれております。


主演の坂東巳之助さんは以前、猿之助さんとの巡業公演で
『獨道中五十三驛』をダブルキャストで勤めておられました。

それが岡崎の場面だけ独立しての歌舞伎座での上演で
主役を勤めるとは思いもよらない事でしたでしょう。

おもだかや一門が出演していないのに、おもだかや系統のお芝居が
歌舞伎座で上演される、これほど嬉しい事はありませんね。

これからは色んな劇場でおもだかや一門が培ってきたお芝居が
おもだかや一門以外で上演されて行く日が多くなる事でしょうね。