もらんごの少年サッカーコーチのブログ

もらんごの少年サッカーコーチのブログ

少年サッカーは面白い!駆け出しサッカーコーチの親バカブログは第2章に突入。
東京の端っこのほうで、強豪チームと揉まれながら、中央大会目指して日々奮闘中。









6年生は最後の夏合宿。山中湖3泊4日が無事終わった。

100名を超える選手、会社を休んで参加するコーチたち。合宿担当は5年のコーチ。まぁとにかく準備も運営も大変だ。

もらんごは6年生。

やはり6年生は違う。大きな声を出さなくても、キャプテンじゃない子に何かを伝えてもちゃんとそれが伝わって全員で行動するし、毎晩子供達だけでミーティングをしていた。

名物の縦割りチーム編成による山中湖カップでも、しっかりとしたふるまいが目についた。6年生として下級生を気づかったり、試合でも存在感を示していた。

最終日は午前練習のみ。朝食前にキャプテンを筆頭に全員がもらんごのところへやってきて、

『お願いがあります。山中湖一周したいです。』

と言ってきた。

きっと前の晩に子供達で話し合って、明日コーチにお願いしてみようとなったのだろう。

流石に、分かった。よーし行ってこいとは出来ない。

準備とコーチの役割を決めて、やることにした。

小学校の時にサッカーの合宿で山中湖一周したというのはよい思い出になるからね。

地図を広げて、ルートを説明。併走するコーチは最後尾なので、先頭は子供だけだ。もらんごは水筒、バナナ、氷を積んで、先回りして給水&配信用撮影。

1人足を痛めて完走出来なかったけど、もっとリタイアが出ると思ったけど、歩くことなく(ちょっとは歩いたか^ ^)完走。

たくさんのやりきった感の顔を見られて嬉しかった。

そのまま山中湖に浸かってクールダウン。


子供達が、とても仲間をを気遣いながら、練習や試合でも声を掛け合い助け合う。

素晴らしい学年となった。

逞しくなった。



仕事用リュックに日焼けした肩が痛い。

小田急線に揺れて会社に向かう。


↓毎朝の散歩

以前はこのブログの主役であった息子くんもこの春から大学生になった。


浪人時代にサッカーボールを断捨離して、その時は内心悲しい気持ちになったのは記憶に新しい。あぁもうサッカーはやらないんだという感じがした。


しかし大学に入って、何をするのかと思ったら、なんと体育会のサッカー部に入部した。サークルも体験したらしいが何か物足りないのを感じたらしい。


関東リーグに所属している大学だとスポーツ推薦を受けていないと入部すら出来ないところがほとんどのようだが、幸い息子くんの通う大学は、東京都一部。そうは言ったって大学でサッカーを続ける選手はそれなりに脚に自信がある者ばかりだろう。息子くんはその道を自ら選んだ。


このことは、もらんごのこの春の1番の喜びとなった。


選手権で全国に行った選手でさえも、行けなくても強豪校で励んだ選手でさえも、大学サッカーを選ばない(選べない)選手もいる。


上手い下手は関係なしに、学生時代を一つの競技をやり通すことは、やり通してみないと分からない。




もちろんその選択をするのに、もらんごが何か言うことはない。


考えたら息子だけに限らず娘に対しても、何かアドバイスなり相談に乗ったことなど一度もない。


まぁ自分のことは自分で決めろという感じでやってきたし、そもそもそんなに頼りにされてないのかもしれない。親が偉大すぎると子は大変だと思うけど、我が家はその点では安心だ。


浪人でなまった体をもう一度鍛えて、いつか試合に出られるようになったら、その時はこっそり覗きに行くという楽しみが増えたのも嬉しい。




その2

1試合空きですぐ次の試合がある。


クーラーボックスに氷を入れて、フル出場の選手は膝から下を一度冷やして、疲労を取る。普段はやらないことだが、うわー軽くなったーと言う子もいた。次の試合も走り回ってくれ。


相手チームは、ここまで7戦7勝、得点36 失点0 固い守備、圧倒的な得点力、個レベルも皆高い。


2年ぶりの対戦。前回はハトマーク フェアプレーの公式戦。ブロック3位決定戦。勝てば中央大会。そこで0-5と完敗した。初めての公式戦。とてもよく覚えている。


あの時と先発メンバーは大きく変わっている。退団した選手もいる。でも残ったメンバーと、新たに加入してきてくれたメンバーでまたチームを作ってきた。


足元のうまいチームには、しっかり寄せないと自由に回されてしまう。そのこともずっとフォーカスしてやってきた。プレス、インターセプト、プレスバック、オーバーラップ。走り負けてはいけない。


先発は全員6年だ。今ここでもらんごが先発に選んだのは全員が6年生。信じて送り出す。


相手のエースくんは、すばしっこくて抜け目がない。中途半端なこぼれ球は大好物な嫌なストライカーだ。


うちの先発のトップ君が開始早々、ボールを受けると、相手を抜き切らずに離れてからの一振りがキーパー正面ながらもナイスシュート。このプレーはとても大きかった。相手DFが要警戒とばかりに張り付くことになったからだ。しかし相手の守りは固い。得点チャンスは生まれない。


一方相手のエースも、うちのDFがしっかり対応。見ていてもエースのイライラが伝わってくる。


緊迫したゲームの前半はスコアレスで折り返す。


疲れの見えてきた選手を入れ替える。


大胆に変えてきたのは、相手だった。


フィジカルに恵まれたDF陣を3枚から2枚に。170センチ越えの一番大きな選手をトップに、エースをトップ下に。チャンスメークの起点となるテクニシャン君を左から右に。


結果からいうと、相手の采配がズバリ的中してしまった。


大きなトップにボールが入り、CBが体を寄せているのに、反転して振り抜いたシュートはネットを突き刺す。


サイドが変わったテクニシャン君は、水を得た魚のようにスピードに乗って躍動し、再三切り込みゴールを演出。


こぼれ球からのミドルシュートは、強烈な弾道でネットを突き刺す。


実力差以上に点を取られてしまったようだ。出だしの足も鈍くなってしまった。


とても大きな敗戦だが、これで終わりではない。


秋の後期リーグも残っている。




公式戦はあと半年で終わってしまうのだな。その短さを知り、少し悲しい気持ちが芽生えるのを感じた。同時にまたもらんごの気持ちに火をつける。