【転載】猫が出てくる小説 | ぬめんちょ君、かく語りき

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今回も過去にやっていたブログライターのバイト時代に執筆したブログ記事からの転載です。
早くもダレてきているのが文章の雑さ、テーマのいい加減さから伝わってきます。
あぁ、それにしても猫飼いたい…

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その気まぐれな性格と愛らしい風貌で、人々に癒しを与えてくれる存在の猫ですが、もちろん人の生活の中に密接に入り込んできているので数多くの小説の題材になっています。
そこで今回は「猫が出てくる、あるいは猫がテーマになっている小説」をご紹介しようと思います。

まず1作目は、内田百閒『ノラや』です。
著者晩年の作品で、溺愛していた飼い猫のノラが失踪する哀しさを表現しています。
細かな描写から百閒の猫に対する愛情が伝わってきます。

2作目は、後藤明生『めぐり逢い』
団地で猫を飼うことについて、特に大きな出来事が起きることもなく、淡々と書かれています。
ここまで何にもない世界のことを書いているのに、文庫で300ページ以上の小説を書いてしまうところがすごい!

3作目は、一気に時代が近づいて、保坂和志『猫に時間の流れる』です。
表題作と「キャットナップ」の2つの短編が収められていて、後者の方が猫好きにはオススメの作品です。
内田百閒、後藤明生の作品とは毛色が違って、やや科学的記述というか、猫に対する著者独特の思考が惜しみなく披露されていて、なるほどそういう考えもあるかもしれないな、と思わされることが多いです。

そして最後はやはり、『吾輩は猫である』でしょう。
夏目漱石の処女小説作品で、僕が今まで読んできた小説の中で1番面白いかもしれません。
文学作品としての価値だとか、文章技法上の巧みさとか、そういったものは度外視しても飛び抜けて面白い!! 
誰もが作品名を知っているあまりにも有名な作品ですが、実際に読んだことのある人は意外に少ないのではないでしょうか?
もし未読の方がいらっしゃったら是非とも読まれることをおすすめします。
猫が生意気に持論を展開するのは愉快痛快ですよ!


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