砂上の賃貸 -5ページ目

三国志大戦プレイ週報

前回 から引き続き、R徐晃、U典韋、R夏侯惇、U程昱、SR賈クのデッキを使用。相変わらず完璧とは言えないプレイングではあるものの、順調に勝ち星を重ねてついに二品にまで到達。さすがに上品だけあって、道中では様々な強力なデッキが前を阻んできた。覇王、神速、黄布、悲哀、甘、許チョ等々。しかし、まだこの辺りでは動きに甘さが残る人が多く、相手のデッキの動きにある程度慣れれば対処可能なこともあってこの1週間は勝率6割越えくらいのかなりの好成績。ちなみに自分のデッキでの各デッキ対策は以下のような感じ。使うデッキによって戦い方は変わってくると思うけれど、多少は参考になるかも、ということで。

<VS覇王デッキ>
覇王デッキの強さは覇者の求心と離間の計という攻防それぞれに強力な計略を合わせ持つバランスのよさ。しかし、開幕伏兵3枚、高武力はSR曹操とSRホウ徳のみという明確な弱点もある。こちらとしては序盤のうちにいかに優位に立てるかが重要で、膠着状態のまま士気満タンになると圧倒的に不利なので、開幕端攻めでいきなり仕掛ける。とにかく端に寄って、未踏の地は高知力のR夏侯惇などに踏ませて乗り切る。上手くすれば一気にKO勝ちも。リードがないまま中盤以降のにらみ合いになった場合は求心に後がけ離間を最優先に考えつつ、相手の先がけ離間は絶対に避けるように立ち回る。相手が上手ければ勝ち目は薄いが、意外と何とかなることも多い。

<VS神速デッキ>
神速デッキはいくつかバリエーションがあるが、基本的にアタッカーは騎馬のみなので、U典韋が鍵を握る。序盤はとにかくU典韋を死なないように動かしつつ相手の騎馬を牽制し、伏兵もできるだけ上手く踏ませてアドバンテージを握る。中盤以降は神速の大号令が襲いかかるが、やはりU典韋で何とか相手の中核騎馬を牽制し、R夏侯惇かSR賈クで敵の武力を下げて守りきる。相手にSR賈クがいる場合は最重要マーク。神速は操りきれない人が多いので、U程昱の槍も貴重な戦力として力を発揮する。ガンガン誤爆してもらおう。

<VS黄布デッキ>
対黄布は開幕端攻め&他勢の大攻勢で先手を取られることがほぼ避けられない。こちらは伏兵2枚なので、最低でも1枚は相手のアタッカー(他周倉、張梁ら)に踏ませたい。呂布に踏ませたらほぼ勝ち。相手は呂布による護衛が最大の生命線なので、縦横無尽に暴れられないように最重要マークで対処する。開幕でU典韋が黄巾わらわら軍団に飲み込まれて散ると、歯止めがなくなりつらいのでU典韋に無理をさせすぎず、呂布の抑止力となるように動きつつ城壁張り付きを連続突きで殺すなどしたい。また、相手は復活力に長けるので、攻め込むときは主力まとめて。計略は離間を呂布狙いで。増援の計を開幕温存できた場合はここで使って何とか城を削りたい。張宝がいる場合落雷を狙われやすいので、適度に分散して最小被害に食い止めるようにする。

<VS悲哀デッキ>
悲哀のデッキ構成はバリエーション豊富だが、共通しているのは踊るまではそれほど強くないという点。連環・増援・他勢等の兵法を序盤に使ってきたり、伏兵を入れることで序盤を補おうとしてくる場合が多いが、無駄に時間を費やさずできるだけ早めに序盤で優位に立ちたい。伏兵の駆け引きがまずは最大のポイントとなる。序盤をで優位に立てたなら一気に攻城してリードを奪う。地形によるが、踊りづらいように上手く分散させて張り付きたい。踊られたあとはとにかく防戦。至上課題は甄皇后撃破だが相手も当然守ってくるので、相手の動きに合わせて柔軟に立ち回る。できれば敵の高武力複数を高い位置で離間したい。

<VS甘皇后デッキ>
超絶強化の白銀の獅子を持つSR馬超とセットになっていることも多い甘皇后デッキ。地形が悪いとつらく、序盤戦命になる。まず、伏兵の枚数は確実にこちらの方が多いので、最低条件として甘皇后には伏兵を踏ませず、相手に伏兵がいればこちらの伏兵で相殺し、伏兵1枚は敵のアタッカーに当てる。当たらない場合は前線にゆっくり薦めて第二陣に備えさせる。これを守って騎馬と槍を正しく動かせば、序盤は悪くないはず。やばそうだったら早めでも増援の法を使う。踊られた場合は対悲哀同様だが、敵のアタッカーを先に処理する必要がある場合は絶対に数的優位を作り、瞬殺する。

<VS許チョデッキ>
挑発を持つR許チョを中核とするデッキ。許チョの柵の後ろに荀彧様がいることが多く、また、後方指揮の郭嘉がいることも多い。挑発の士気が3と低いこともあって、序盤は主導権を取られやすい。ここでも伏兵合戦から始まるが、一番最悪なのは許チョ-(敵の伏兵)-U典韋or徐晃という形になって伏兵を強制的に踏まされること。これを避けるために相手の伏兵は早めに掘り起こしたい。また、挑発強制突撃を避けるように騎馬は慎重に動いて、なんとしても許チョを早めに撤退させたい。中盤以降も挑発を警戒しつつとにかく頑張る。超頑張る。荀彧様はまず確実にSR賈クに熱い視線を送ってくるので、SR賈クは囮にして他の武将が確実に計略をかけられるよう立ち回る。たまに裏の裏をつかれるので注意。郭嘉の後方指揮は二度がけ総攻撃のケースが多いが、これやられるようだとまず負けるので、そうならないように先手先手で何とか仕掛けて崩したい。

それと、先週前半にですが、新宿の西セガ(旧西スポ)でver.1.003のロケテストをやってきました。おおむねすでに出回っている情報のとおりでしたが(こちら参照 )、どうもネットでの情報の流通の仕方を見ていると全体的に過剰に受け取っている人が多いように思います。実際にプレイした感触では、例えば騎馬の突撃助走距離が長くなったと言ってもごくわずかであるし、弓の移動力や乱戦攻撃力が上がったというのも同じくわずかでしかないです。騎馬が弱くなったと言ってもその機動力と突撃ダメージのアドバンテージはなお大きく、迎撃のミスによる痛手は大きくなったものの、それさえなければやはり強いことには変わりないでしょう。賈クや程昱の計略範囲縮小にしても、対処の慣れていない人が多い低品では影響が大きいかもしれないですが、高品ではちゃんと分かった上で動ける人のほうが多いので、言われているほど大きな影響はないかなと。現時点ですらポテンシャルを完全に発揮しきれる人の少ない神速デッキは迎撃ダメージの増加の影響でより大変になるとは思いますが、それ以外のデッキは多少の弱体化や相対的な強化はあるにせよ、全体としてよりよいバランスになっているんじゃないかと思います。とりあえず、実際に何度かプレイして複数のカードやデッキを試すまでは情報を鵜呑みにしない方がいいです。覇王デッキなんかもイメージ先行で過度に強いように言われちゃってるし(先のVSのところで書いたように、強いことは強いが明確な弱点もあって、そこを補うには腕の必要な難しいデッキと言える)、大げさに情報を受け取らないように気をつけた方がいいと思います。

週刊文春のMASTERキートン記事は果たして真実か ~浦沢直樹・長崎尚志・雁屋哲をめぐる様々な噂

5月19日発売の週刊文春に「超人気マンガ「マスターキートン」突如消えた不可解な理由」という記事が掲載されました。簡単な要約はnarinari.com人気マンガ「MASTERキートン」が絶版に至った理由。 に載っているので引用します。

・「MASTERキートン」連載当時、浦沢直樹氏は「YAWARA!」を並行連載していたため、編集部判断で勝鹿北星(菅伸吉)氏が原作者として付けられた。
・ただ、現実には勝鹿北星氏が話を作る機会はほとんど無く、主に浦沢直樹氏と長崎尚志氏が話を考えていた。
・そのため、浦沢直樹氏が「作家としてクレジットが載るのはおかしいから、名前をもう少し小さくして欲しい」と申し入れ。その際、印税比率についても話し合い、今後の増刷分に関しては勝鹿北星氏のクレジットを小さく印刷することで両者が合意。

ところが、話がややこしくなるのはここから。勝鹿北星氏と共に「ゴルゴ13」の原作を書き、古くからの「盟友」であった「美味しんぼ」の雁屋哲氏が「『勝鹿北星』の名前が小さくなることは断じて許せない」と小学館に強く抗議したため、小学館が増刷に踏み切れないというなりよ。本来ならば、そんな抗議があったとしても小学館と勝鹿北星氏の間で合意に至っていれば何の問題も無さそうなりが、残念ながら勝鹿北星氏は昨年12月に他界。当事者が亡くなられたことで、事態は小学館と雁屋哲氏との調整という、変な方向へと話が進んでしまっているなりね。

実際にコンビニで週刊文春を立ち読みして元記事を読んでみましたが、まあおおむねこのような内容でした。確かにMASTERキートンのストーリーを実質的に長崎氏が作っていたという噂は以前からあり、勝鹿氏の謎についてのエントリ を書くために色々調べていたときにも複数のところで目にしました。しかし、勝鹿氏が亡くなった今になってこのようなことになるというのが何とも不可解で、また、文春の記事はどうにも長崎氏サイドからの情報にばかり偏っている感があったので、ネット内を軽く検索して、MASTERキートン周辺の噂を調べてみました。

すると、とても気になるこんな話がすぐに見つかりました。元記事を直接読んだわけではないので孫引きの形になりますが、「噂の真相」2000年2月号に以下のような記事が載っていたようです。以下、「ダ-松の明日はこっちだ!」2000年1月10日の記事 から引用。

近年はめったに雑誌を買わなくなり「マスコミ評論」時代から買っていた「噂の真相」も、じじいの愚痴雑誌という意味では「週間新潮」とほとんど代わらない感じがしてきて定期講読を止め、時々スクープの時だけ買う事にしていたが今号は「スピリッツ」編集長更迭の裏側というのが目に止まり購入。内容は長崎編集長なる人物が以前「ビッグコミック・オリジナル」の「マスターキートン」の担当をやってた時代に原作・勝鹿北星という架空の人物をでっちあげその原作料を数年間に渡り自分の妻の口座に振り込ませていたというもので、その横領額3600万円!今になって発覚したのは、もともと浦沢直樹と仲が悪く「美味しんぼ」の連載を打ち切られそうになった雁屋哲が小学館の役員に働き掛け更迭させた、というおもしろすぎる話。しかもそれは小学館の2つの派閥の抗争に利用されたもの、という中島史雄氏が聞いたら「あ~、やだやだ」と嘆きそうな世間で時々耳にするどろどろした記事内容。

(強調および赤字は引用者によるもの)
 
ここで書かれている長崎編集長とはもちろん長崎尚志氏のことで、氏が以前スピリッツ編集長を務めていたこと、辞めたあとフリーの編集者になったことは事実です。原作料を自分のふところに入れていたという話もなかなか気になるところですが、それより驚いたのは、ここでもまた雁屋哲氏の名前が出てきたところ。もちろんこの記事が真実かどうかは定かではありませんが、先の文春の記事と合わせて読むと、どこか意味深に思えます。

また、信憑性という点ではさらに下がりますが、2ちゃんねるの過去ログからもいくつか気になる噂話が見つかりました。まずひとつめは上記の噂の真相の記事に絡んでのとある書き込み。
http://mentai.2ch.net/comic/kako/964/964203759.html より)

71 名前: 原作者の 投稿日: 2000/07/23(日) 15:43

勝鹿北星=きむらはじめ=ラディック鯨井というのは、確かに
「まんぱら」にある通り。でも本当の事情は「噂の真相」に近いよ。
要するにキートンの企画や設定は勝鹿氏が作ったが、この人、お話作りがヘタだった。
(ラディック名義の「SEED」の内容の無さを見れば、わかるでしょ)
だもんで、担当編集者がしかたなく原作をやってたというのが真相。
「噂の真相」に書かれた記事は、この編集者が頭に来て、勝鹿氏から
印税のキックバックを取ってたというのが、
「架空原作者」として不正確に伝わったの。
途中からキートンの内容が薄くなったのは、担当が変わったから。
以上、ある漫画家の人から仕入れた内部情報でした。


(引用者注:「まんぱら」にある、とはこの記事 のこと)

また、別の場所ではこのような書き込みもありました。
http://human4.2ch.net/test/read.cgi/uwasa/1012643054/749-848 のキャッシュより)

756 :名無しさん@お腹いっぱい。 :03/06/25 17:50
浦沢直樹に関する噂

「マスターキートン」の原作は「勝鹿北星」になっているが
実は浦沢は勝鹿の原作をほとんど使わず、自分で描いていたらしい。
(ネタだけ使っていたということ)
勝鹿は「話を使ってもらえないのに原作としてクレジットされ
金をもらっている」ことに悩み、同じく原作者の雁屋哲に相談した。
それを聞いた雁屋はあるパーティで浦沢を問い詰めたという。


ここにもまた雁屋哲氏の名前が出てくるという。これらの噂がまっさらの真実ということはないでしょう。しかしながら過去にこのような噂があがっていたこと、そして奇しくもこれらの噂と今回の文春の記事はベクトルの向きが異なるとは言え点と線の結びつき方を同じくしていることを考えると、根も葉もない噂ではなく、一抹の真実を含んでいるように思えます。そして文春の記事もまた完全な真実かどうか疑問を感じます。何より文春の記事では雁屋哲氏のコメントはありませんし。(氏の政治的思想と文春のカラーというのもひょっとしたら影響しているかもしれませんね。)

少なくともわかるのは「MASTERキートン」の原作をめぐってゴタゴタがあっただろうこと、そしてそれに絡んで浦沢・長崎サイドと勝鹿氏の親友である雁屋哲氏が揉めていただろうことくらいでしょうか。真実が全て明らかになることは恐らくないでしょうが、当事者の一方である勝鹿氏が亡くなった後にこのようなスキャンダルが起こるというのは、とても残念なことです。

それと、今回の記事のソーシャルブックマークを見ていて、雁屋哲氏=武論尊氏と捉えている人がけっこういましたが、調べた限りでは武論尊氏=史村翔氏ではあっても雁屋哲氏≠武論尊氏の可能性が高いことをここに記しておきます。それぞれの経歴に関する情報はこちら。
雁屋哲氏  武論尊氏

先週と今週のモーニング

2005 5/12発売 24号

基本的にあまり辛口になりすぎないように書いているのだけど、この週は今年一番ひどかったので辛口です。

シリーズ連載として柴門ふみの「華和家の四姉妹」が新連載開始。うん、これはひどい。コメディと銘打っているのにさっぱり笑えない。なんか全員下品すぎるんだな。現代的な女性を下品とはき違えている感じ。しかもキャラクターがみんな薄っぺらで、「このキャラはこういう設定です」ってのを全部言葉で説明している。まあ柴門ふみはマンガ家としては表現力に乏しくて、小説の方がマンガより優れているみたいなことを言っていしかわじゅんに手厳しく批判されちゃうような人だからむべなるかな。ちなみにその辺の話はいしかわじゅんの「漫画の時間」 に載っています。

前回の感想 で「心証は限りなく黒に近い」と書いた「刑事が一匹…」はやっぱり真っ黒でした。まず基本的にリアリティに欠けている。それでいて、リアリティを補うハッタリとも言うべきダイナミズムが皆無で、予定調和にしか見えない。主人公のキャラクターが魅力に欠け、顔アップを連発すればするほどしらける。最後に「実はこんな優しい一面もあるんだよ」的に被疑者の子供をフォローする姿もいかにもありきたり。あと、ところどころで社会派もどき(社会派ではなくあくまで社会派もどき)な描写を中途半端に入れるせいでよけいにリアリティの部分のアラが目立つのも最悪。もういい加減この手の中途半端な社会派もどきはやめたほうがいいんじゃないのかと思わずにいられない。本気で社会派やるんだったらもっと徹底的に取材して無駄にドラマ性を煽る演出を排除してリアリズムに徹したほうがいいし(淡々と事実を描写するだけでもドラマは自然と描かれる)、それができないなら些細なリアリティを吹き飛ばせるだけのエンターテイメントに徹しろと言いたい。両者を高い位置で融合させるなんて並大抵の力量じゃできないんだから。ていうか結局このマンガの主題って何だったんだろう?「主人公カッコいいだろ?」とかか?その辺をアピールしたいことだけはわかった。でもそれが全部表面的だからナルにしか見えないんだけどね。


2005 5/19発売 25号

前号巻頭特別インタビューでも「アーティスト」っぷりを存分に見せてくれていた井上センセイのバガボンドがようやくの復活。表紙も超豪華。しかしまあさすがにこの人は読ませるだけのものは描いてくれる。主要人物も勢揃いで、新章の導入としてこの先が楽しみな内容だった。

島耕作はいつも愉快な笑いを提供してくれますが、今回は本当に爆笑した。ネット工作員ですよ!インターネットにはインターネットで対抗ですよ!やばい、俺も対抗される!コメント欄閉じないと!いや、ほんと爆笑した。やっぱこのマンガすごいよ。

ピアノの森はとても面白い。何がすごいって、以前アッパーズで連載していた分を知らなくても説明が過不足なくて自然と物語に引き込まれて楽しく読める。唯一不安なのは一色まことが遅筆なことだけど、適度に休載を挟むようだし、今のところは大丈夫かな。

神の雫はワインうんちくがどうでもよくてもちゃんと読めるところがいい。家族の絆みたいなベタな話でも、丁寧に描かれているから素直に読める。原作者の亜樹直はおそらくキバヤシ(安童夕馬、天樹征丸、青樹佑夜等も同じ)だと思うが、やっぱり最低限ちゃんと読める話を作れるから原作者としてヒットを多数輩出しているんだなあとしみじみ。まあ、マガジン読者からアレとかはどうなんだとツッコミが入りそうだけど、それはそれ。

蒼天航路は曹操が倒れていよいよ終局が近づいていることを予感させる展開。魏諷の乱もついに起こるようだし、呉もそろそろ動きそうだし。できれば劉備の最期も描いて欲しいが。

オンサイト、ようやく本題のロッククライミングに入ってちょっと面白くなってきた。岩山を登り切った喜びを見開きで表現しているページはとてもよかった。こういうのこそがマンガだ。

はるか17は移籍話の続き。これで結局移籍しないとがっかりなんでここは移籍して欲しい。そしてファインプロという一見安泰で実はシビアで過酷な環境の中で修羅の道を歩んで欲しい。でもどうだろうなー。

"恋愛至上主義"という名のセカイ系

ゾゾコラム というサイトの「恋愛資本主義」へ、ようこそ という記事を読んで、内容は端的に言えば「電波男」 を紐解きつつ「恋愛システムの死」について書いた話で、部分部分では納得できるし、面白く読めたのだが、どうにもどこかに違和感が残って仕方なかった。それは例えば

だけどね、みんな「戦友」なんだよ。自覚して戦ってるか、無意識のうちにあがこうとしてるか、その違いはあるけれど、みんな「恋愛至上主義」や「恋愛資本主義*15」という共通の敵と戦っている「戦友」なんだ。

というのを読んで、「えー、俺別に恋愛に対する温度は高くないけどそんなもんと戦ってないぞ」と感じるような違和感だったのだが、どこの部分でズレがあるのかが今ひとつ掴めなかった。

で、トラックバック先やら関連しそうなものやらを色々読みあさっていたら「これだ!」というのを見つけた。(黒人と)ゾンビ、カンフー、ロックンロールの3月28日の記述 より。

今、「電波男」を読んでいて、「2次元も3次元も記号的に等価値」という見出しがあって、グッタリ&ウンザリ。まぁ、それは置いておいて、かなり克明に『恋愛資本主義』について体系化しているんだけれど、著者のスタンスが、『恋愛は全て恋愛資本主義。そのシステムにはじき出された奴は“萌え”るしか無い』で、その中間が無くてマイッタ。
(強調は引用者によるもの)

そう、中間がなくて極端に感じるところに引っかかっていたんだ。そして、中間がない、で連想したのが、セカイ系 。「恋愛至上主義」と戦う人たちというのは、世界を「恋愛至上主義のセカイ」に塗り固めてしまっているセカイ系だったんだよ!(各自キバヤシの顔をイメージすること)

んで、しょうもないネタを思いついたんだけど、そんな恋愛至上主義のセカイと戦うRPGとかあったら面白いんじゃないかなと。主人公はもちろん電波男みたいな人で、パーティには腐女子、オサレサブカル、バブル崩れ、だめんず女などなど。主人公は二次元女をスタンドのように実体化させて攻撃で、ラスボスは汐留の巨大タワーか自称東京の着ぐるみランドあたりにいるの。でも途中で恋愛の誘惑に負けたオサレサブカルとだめんず女が寝返ってサークルクラッシュしちゃったりとかね。なかなか面白いゲームになるんじゃないかと思うんだけど、どうでしょう。

三国志大戦プレイ週報

前回 のデッキでまずは四品に到達。が、さすがにここに来ると相手も強くなってくる。勝ったり負けたりが続き、なかなか上へ進めない。そんな中、待望の反計持ち荀彧様をゲット。さっそくデッキに組み込んでみる。が、荀彧様使いこなすの難しい。上手くハマれば狙いすまして反計を決めることができるが、照準合わせだけで忙しいし、カメラ移動もしまくりで大変。しかも楽進を外したことで戦闘力が下がってつらい。そんなこんなで五品転落。

この時点で、R許チョ、郭嘉、程昱といったまだ持っていなかったカードを引いたので、色々と試行錯誤するが、慣れないデッキで勝たせてもらえるほど甘くはなく、郭嘉入り6枚デッキ(郭嘉、U典韋、曹仁、楽進、程昱、賈ク)とかやっているうちに負けまくって結局六品にまで転落する。

で、とりあえず今の俺の腕ではまだまだ無難なデッキを使って腕を磨く方が先決と考え、以下のオーソドックスなデッキに変更する。

R徐晃、U典韋、R夏侯惇、U程昱、SR賈ク

色々試しておきながら、結局前のメインデッキと代わったのはR夏侯淵→R夏侯惇と楽進→程昱のみ。R夏侯淵は攻勢に出ているときは強いし首都よりの援軍も頼りになるが、押されているときはやはり弓兵の哀しさか今ひとつ頼りにならないので、騎馬のR夏侯惇に変更。程昱はやはりいると心強いので投入。上に来るとみな程昱の反計範囲をわかっているから絶大に強いわけではないが、それでも頼りにはなる。いずれは荀彧様に変更も考えたいが、伏兵持ちの程昱を優先。

このデッキに変えて、六品から8連勝してとりあえず四品に復帰。そこからは何度も蹴落とされては這い上がりを繰り返して、何とか四品の中盤あたりまで到達。攻撃の決め手に欠くデッキではあるが、しばらくはこのデッキで一つ一つのプレイングの精度を磨くつもり。まず、今日もやらかした計略誤爆等のケアレスミスを完全になくさないと。周りに誰もいないU典韋が漢の意地発動とかほんと泣ける。最終的には郭嘉メインのデッキで頂上を目指したいが、郭嘉は使いこなすのが難しいので遠い道のりか。