~柔・軸・美~ 剛くしなやかなカラダを創る方法   -14ページ目

~柔・軸・美~ 剛くしなやかなカラダを創る方法  

あなたのカラダに革新(イノベーション)を!!
~カラダが自然と正しく美しく動き出す~
カラダについての“正しい”をお伝えしていきます。

骨盤5つ目の記事は仙腸関節の動きについて。


まずは骨盤がどれだけの骨で造られているか。

図の通り、5つです。意外と複雑ですよね。

で、今回は仙骨と寛骨の間の仙腸関節のお話。

前回の記事


カラダを前に倒していく時

仙骨はうなずき運動、寛骨は後ろに傾きます。

関節の面は滑りながら下後に移動します。


カラダを起こしていく時

仙骨は起き上がり運動、寛骨は前に傾きます。

関節の面は滑りながら上前に移動します。


なんとなくイメージ沸きましでしょうか?

骨盤の関節は大きく動く事はないですが、微々たる動きが重要です。

痛みとしては腰痛や骨盤の中が痛むや腰のどこが痛いかわからないなどの症状が出てきます。


関連する腰骨の歪みや骨盤の緊張度合いが高いと仙腸関節と恥骨の関節の2ヶ所で歪みができ

関節の噛合せが悪くなり力の伝達が巧くいきません。

実際のこんな動きの時に骨盤の噛合せが悪いとボールに力が伝わりませんよね?



腰骨の歪みや緊張度合いをとる体操や運動パターンの改善が必要になってきます。

骨盤あれこれ4つ目の記事は前回の記事 とは逆の動き。



カラダを起こす動きです。

この動きも関連のある腰骨に歪みがあると巧くできません。

正常に動く場合は

股関節→腰骨の順に動きます。この運動パターンが重要です。

この順に動くと椎間板や背骨に負担が少なくなります。


腰痛があったりお尻の筋(大殿筋)がしっかり働かない場合は

上記の順番が逆になってしまいます。


結果、運動パターンが変わってしまいます。

この状態では骨盤だけではなく他の部分にもストレスがかかってしまい、ますます負担が増えてしまいます。


この運動パターンを正常に戻すには、カラダの構造を考えた骨の動かし方をするエクササイズを行ったり、歪みをとる体操などでカラダのバランスを整える必要があります。

骨盤についてあれこれ書いております。

前回の記事


今回は骨盤を実際の動きで見ていきましょう。


カラダの前屈(前に倒していく動き)

ちなみに、この動きに対応する腰骨が歪むと正常に動かせなくなります。


左の図=正常な動き

腰40°+股関節70°の動きが必要。

正常な場合は、腰→股関節の順に動きます。


真ん中=股関節の動きが少ない

足の後ろ側、太もも裏の筋(ハムストリング)やふくらはぎが硬い場合は股関節の動きを妨げてしまい

腰骨をより多く動かさないと手が床につきません。

結果、背中から腰に負担が集中してしまうので、痛くなります。


右の図=腰骨の動きが少ない

腰の痛みや動きが悪い場合は股関節の動きが過剰に必要になってしまいます。

結果、股関節に負担が集中し変形や痛みが生じます。



腰の動きだけ、股関節の動きだけではそれぞれに負担が集中してしまうのでカラダは悲鳴を上げてしまいます。ただ単にそれぞれの部分に対してのストレッチやトレーニングは逆に負担を増しているかもしれません。


腰~股関節の構造的な動きを識って『意識』を持って動かしていきましょう。でも、全体的にその動きを促すには腰~股関節だけをクローズアップせず離れた場所の口元や足をみていく必要もあります。