産卵の季節? | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさんこんにちは!

いぺおです。

 

 

1年の中で夏が1番好きな私にとって、9月入りすると

いくつになっても物寂しい感じがします...。

 

ですが今年は昨年よりも底曳網漁の解禁が少々早く、

9月7日から漁が行われます。

というわけで早ければ7日には深海生物の搬入が再開

されるわけです。

 

未知の生物や珍しい生物が搬入されることもある時期

に突入するということで、夏は終わりますがワクワクな

シーズンが始まりますね!!^^

 

 

 

そういえばシーズンと言えば、つい先日ヌタウナギの

産卵シーズンについての記事を書きました。

あの時はヌタウナギのみに注目をしていましたが、

本日予備水槽で別の生物の産卵を確認しました!

 

どんな生物かというと...

マツカワガイです^^

 

 

水槽のメイン生物として展示されることがなく、ご存知

の方も少ないのではないでしょうか?

ですが当館の深海系の水槽では、たまに他の生物たちと

一緒に展示されていることもあるんですよ^^

 

そんなマツカワガイですが、

 

20粒前後の卵黄が入った小さな袋状の膜が連なった卵塊

を水槽のアクリルガラス面に産み付けていました。

 

 

発見時はまだ産卵の最中だったため、最終的にいくつの

卵を産むのかはまだハッキリとはわかりません。

 

 

 

今回の産卵を目撃した際に思い出しましたが、昨年の今

くらいの時期にヒラアシクモガニやコツノキンセンモドキ

といった生物たちも産卵を行っていました。

 

 

もしかすると卵を抱えた深海生物が底引き網で捕獲され、

搬入されるかもしれませんね^^

貴重な深海生物の赤ちゃんも展示してみたいですね!

 

 

いぺお