伸ばします | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさんこんにちは!

いぺおです。

 

蒸し暑いせいか、

最近は退勤後にアイスを食べるのが

定番化しています。

 

節約せねば...。

 

 

今回は展示水槽が小さいこともあってか

なかなか注目されづらいミョウガガイのお話です。

 

ミョウガガイはその名の通り、

ミョウガによく似ていることから

その名が付けられたと言われています。

 

確かにどことなくわからなくもない出で立ちですね。

見る側の感性にもよりけりですが^^;

 

実はミョウガガイ、運がいい時には普段とは

異なる姿を見ることが出来ます。

 

 

このように先端部分から「蔓脚」と呼ばれるもの

を伸ばして餌となるプランクトンなどを

捕食します。

蔓脚を伸ばしたミョウガガイは、

花びらが開いているようにも見えて綺麗ですね!

 

 

そしてこちらの蔓脚に注目してみると

 

小さくて分かりづらいですが

しっかりと餌をキャッチしています。

ちなみにこの餌はブラインシュリンプの幼生の

アルテミアです。

 

手前の個体は存分に蔓脚を伸ばしていますが、

奥の個体は控えめに少しだけ出しています。

餌が舞っていることに気が付いていないのか、

はたまた今は気分が乗らないのか...

 

犬猫や魚ですら何を考えているのかわからないので、

無脊椎動物ともなるとなおの事謎ですね(笑)

 

 

そしてコチラは個人的に気に入っている

ミョウガガイの写真です。

おもいきりのけ反っていてロックを感じますよね。

みなさんもご来館された際にはこのミョウガガイ

注目して見て下さい。

 

 

 

いぺお