ハギのお口にご用心 | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

そこかしこでチョコが売られる季節ですね。

チョコはビター派。こんにちはナメタケです。

 

 

 

今回はちょっと危険な魚『ソウシハギ』のお話です。

 

 

ソウシハギはパリトキシンという猛毒をもつことで

少々名の知れたお魚。

 

 

 

 

 

 

内蔵に毒がありますが、取り除けば食用になるそうで、

沖縄では一般的な食用魚として食べられています。

 

 

 

しかし危険なのは毒だけではなかった…

実は口に凶器を隠し持っていたのです。

 

それは…

 

 

 

 

歯!

 

人食いザメやワニををイメージさせる、とても鋭い歯をもっています。

 

そしてソウシハギは

かなり餌に貪欲でして…

 

捕まえようとしたわけでも、攻撃したわけでもなかったんですが

水槽内のパイプを直そうと手を入れた瞬間!

 

 

このギザギザの歯でガブっと!

少し肉をえぐられました!(^▽^)

まあまあ血が出ました!(^▽^)(^▽^)

 

食べられるものが来た!と思ったのでしょう…。

 

 

 

この鋭い歯と貪欲な食欲で、ソウシハギは小魚や甲殻類、貝…

そしてイソギンチャクなどを食べています。

 

実は…イソギンチャクがソウシハギが持つ猛毒と関係があります。

 

 

猛毒をもつソウシハギですが、実は本来は毒を持っていません。

 

ソウシハギが食べているイソギンチャクの一種「イワスナギンチャク」

がパリトキシンをもち、イワスナギンチャクを食べることによって、

ソウシハギの肝臓や消化管などに毒が蓄積され、毒を持つ魚になります。

 

 

 

写真を撮っていたら、なんだか

ニヒルに笑っているような写真が撮れました。

もう噛まれないからな!

 

 

~歳と共に傷の治りが遅くなる~ナメタケきのこ