私たち欲張りです | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさんこんにちは。

 

 

水族館で飼育をしているソメンヤドカリ。

背負っている貝殻にイソギンチャクを付けています。

成長に伴って宿(貝殻)を変える際には、イソギンチャクも

新しい貝殻に移し替えるというユニークな生き物です。

 

 

そんなソメンヤドカリの給餌の時間。

もちろんヤドカリだけでなくイソギンチャクも餌を必要とします。

時にはイソギンチャクが欲張ってヤドカリの餌を食べてしまう場合もあります。

 

 

先日、ソメンヤドカリ給餌後の様子。

ヤドカリに餌の魚をあげたのですが、いつの間にかその餌がイソギンチャクのものになっていました。

 

 

 

このヤドカリには貝殻に2つのイソギンチャクが付いていますが、

両方から魚の頭が見えています、まるで魚が生えているようですね(笑)ずいぶんお腹が空いていたようです。

 

 

ヤドカリだけでなくイソギンチャクにも餌が行き渡るよう配慮をしていかねばなりませんね。

 

 

フトタ