コンニチハ。
GWも終わり、館内も落ち着いた様子の沼津港です。
私、まだ鼻がムズムズするんですが…
みなさんがどうですか?
いつもGWまで花粉って飛んでたっけかな?
こんなに長く悩まされるなんて…
はやくスッキリしたいものです。
さて、今日は
カーリー(セイタカイソギンチャク)のお話。
水族館飼育員やアクアリストの中では
かなり有名なイソギンチャクの仲間です。
とにかく丈夫で生命力が強く、
驚異の生命力!
水温の許容範囲も広い。
刺胞毒も強いので、サンゴや皮膚の弱い
生き物にとっては大敵。
様々な悪影響を及ぼします。
搬入されたライブロックやサンゴ、
生き物についており
どこからともなく水族館にやってきます。
そのため、駆除を試みます。
その方法は様々。
・ピンセットでとる。…うーん、地道。
・カーリー駆除用の薬剤を使う。…カーリーの増える速度に追いつかない
などなど、あの手この手で頑張っているわけですが
上のものに加えてもう一つ。
「生物に食べてもらう。」という方法があります。
エビの仲間やチョウチョウウオの仲間など
カーリーを食べてくれる生き物がいくつかいますが
当館で頑張って働いてくれているのが
ハシナガチョウチョウウオです。
この子のおかげか、サンゴ水槽には
ほとんどカーリーはいません。(おそらく)
本当にありがたいです。
こんなに働くとは思ってもいませんでした。
まだまだ戦いは続きますが(汗)
わたしもハシナガくんに負けぬよう
駆除していきたいと思います。
まゆげ