硬いバラにも・・・ | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさんこんにちは。

 

 

久しぶりのブログです。

さて何を書こうか、そうだ漁師さんより頂いたあのネタでいこう!

みなさんバラムツはご存知でしょうか?

 

 

食べると下痢・腹痛を起こすことから流通が禁止されているお魚です。

駿河湾ではゲームフィッシュとしても人気のようです。

先日、漁師さんより「でかいバラムツがあがったんだぁ」と教えて頂き拝見した時の事。

 

 

 

思わず「でかっ」と口から出てしまうくらいの大きさ。

2m近くある大物でした、大きさにももちろん驚いたのですが、

私がさらに興味を惹かれたのはここ。

 

 

これってダルマザメの噛みついた跡?

バラムツの体表は非常に硬いトゲの様な鱗で覆われており

手で触ると痛いと感じるほどです。

 

 

マグロやイルカからダルマザメの噛みついた跡が良く見つかるわけですが

まさかこんな魚にまで、びっくりです!

ダルマザメがお腹を下さなかったのかも心配ですね(笑)

 

 

漁師さんはバラムツのことを「ホンバラ」と呼んでいます。

近い種類にアブラソコムツという魚がいますがそれと区別するためだそうですが、

アブラソコムツのことは「サットウ」と呼ぶそうです、教えて頂き始めて知りました。

 

 

いつか水槽で元気に泳ぐ姿をお見せしたい魚の1つですね。

 

 

フトタ