疑似餌もそれぞれ | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさんこんにちは。

 

 

今日はエスカを持つアンコウたちについて。

エスカと呼ばれる疑似餌を使い、獲物をおびき寄せ、

近づいてきた獲物をパクッ!そんなお魚アンコウ。

 

 

パッと想像できるのはこんなチョウチンアンコウでしょうか。

でもすべてのアンコウがこんなイメージ通りのエスカを持っているわけではありません。

 

 

深海に棲むミドリフサアンコウ。

当館ではカエルアンコウとセットで展示を現在行っておりますが、

 

 

ミドリフサアンコウのエスカはわずか数ミリ。

これでも全力で振ってます。

この短いエスカで一体なにを引き寄せることができるのか、、、

と思ってしまうのですが(笑)

 

餌をあげる時エスカの近くから口元に持っていくと餌を食べて

くれることが多い!と感じているので

ミドリフサアンコウ的にも、「エスカで餌をおびき寄せたぜ!」

と思ってくれているのかなと思いながら給餌をしています。

 

 

 

 

カエルアンコウは残念ながらエスカを振ってくれませんでしたが、

比較的長めなエスカを持っています。

岩などに紛れていることも多いですが探してみて下さい。

 

 

最初にご紹介したチョウチンアンコウの仲間は館内に標本展示もありますので、

ご来館の際は是非ともご覧ください!

 

 

フトタ