透明の神秘 | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさん、こんにちは!

 

 

今年も、はや1ヶ月が経ち、

2月に入りました。

最近の沼津は

そこまで寒くないです。

 

 

春の兆しですかね。晴れ

 

 

ですがまだまだ気温は低いので

底引きシーズンは今が旬。

これからもたくさんの深海生物を

皆様にご覧いただけるよう頑張っていきたいと思います。

 

 

さて、先日

巡回中にお客様から

透明骨格標本はどうやって作っているの?

と質問をいただきました。

 

 

この透明骨格標本の作成は、

僕の大学時代の研究室でもやっていた作業だったので、

作成の大変さが分かっているつもりです。(笑)

 

エタノールにつけて水分をとったり、

軟骨染色・硬骨染色をしたり

グリセリンにつけて…

 

といった工程を通じ、

透明骨格標本は完成します。

 

 

ちなみに

僕が大学時代研究室で行っていたのは、

魚類(硬骨魚類)だけだったのですが、

ここでは軟骨魚類や深海生物、ダイオウグソクムシに至るまで

様々な種類を展示しております。

 

生き物の体の中を透けて見ることはそうそうないと思いますので、

初めてご覧になる方は神秘的に感じると思いますよ!

 

特にダイオウグソクムシの透明標本は

滅多に見ることが出来ないと思いますので

是非注目してご覧いただければと思います。

 

 

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