子供ではありません | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさんこんにちわ。




現在水族館のヘンテココーナー、円柱水槽ではタツノオトシゴの仲間を展示しています。





ウィーディーシードラゴン






ポットベリーシーホース




この2種類を展示しているわけなんですが、

先日、「子供がたくさん泳いでる」




そんな声が聞こえてきました。

ポットベリーの事をウィーディーの子供だと思ってる?




どうやら違うようです。

彼らの餌として入れていた生物の事を指しているようです。







彼らの餌はイサザアミ。

エビのような姿をしていますが、アミと呼ばれる甲殻類の1種です。魚たちの貴重な生き餌として水族館で大変重宝しています。





本来は汽水に生きるイサザアミですが、海水に入れても割と平気に泳いでいることも多いです。もちろん餌として入れてはいますが、うまいこと逃げて水槽内を泳いでいることも。





その姿を展示生物だと思っているようです。

この勘違いはまずいよな、ということですぐに魚名板を設置し対策。





少し残酷な気もしますが魚たちの成長には欠かせないのです。水族館を陰で支える存在ですね。もちろん水族館の餌としてだけでなく生態系でも大きな役割を果たしてる存在なんですよ。




イサザアミに感謝しながら、本日も餌やりしてきたいと思います。




フトタ