遠い海からこんにちは | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

さて、当館には…





浅い海に住む生き物


深い海に住む生き物


様々な種類を展示しております。





当館で展示をしている深海生物の約8割は


駿河湾の「底曳き網漁」にて獲れたものになります。





他の2割は


(ダイオウグソクムシ、オウムガイ、ヒカリキンメダイなど)は


海外からやって来ます。飛行機に乗って…(・∀・)






それから、浅い海の生き物も、


インドネシアやフィリピンなどの海外から


やってきております。












ということで今日は


~生き物が水族館に来るまで~


をご紹介します。








まず、現地の漁師さんが生き物を捕まえます。









研修で行ったセブ島では


漁師さんが素潜りで網で捕まえていました、原始的!





捕まえた生き物は水槽で落ち着かせてから


飛行機に乗って日本へやって来ます。





そして業者さんを通して


全国の水族館に運ばれています








魚がどんな状態で来るのか


ちょびっと見せちゃいましょう。











①まず、海水をビニールに入れます。







生体の大きさ、種類、習性によって


袋の大きさを選びます。










②水槽から生体を取り出し


 海水の入ったビニール袋に入れます。










種類によって1匹ずつだったり


数匹ずつ入れていきます。








③酸素投入~













これも生き物によって酸素の量を調節しています。






④袋の口を閉じます。











輪ゴムでぐるぐる巻いて


輸送中水が漏れないように締めてきます。








⑤箱に詰めます。











パンパンになった袋をダンボールにぎっしり詰めます。


(なるべくぎっしりにした方が倒れたりしないのです)






⑥テープで留めて完了~














また


夏は水温が上がりすぎないよう、保冷剤を…


冬は、冷たくならないようホッカイロを


中に入れるんですよ。





水温調整され、一晩車に揺られ翌朝水族館に到着、


となるのです。









そして


無事水族館に来た生き物は


長時間の移動でお疲れ…(´д`lll)


しばらく、予備水槽で管理します。


餌をたっぷりあげて、体調が万全になりましたら


展示開始、となる訳でございます。












現在2Fで展示しているアメリカカブトガニ。


はるばるアメリカからの参戦です。Hello~♪











「生きた化石」と呼ばれ、


その姿かたちから、非常に人気のある生き物です。


大きくなると60㎝程になるアメリカカブトガニ。


今は・・・








手のひらサイズ。






可愛いサイズなのですが…




そのカブトガニ、


BIGなサイズが入ったとのことで


入れちゃいました。








じゃーん!











YES!BIG!(ノ゚ο゚)ノ





見応え、迫力抜群です!






本日よりBIGなカブトガニちゃんを公開しました。








海を渡ってきたカブトガニちゃん、


是非ご覧くださいませ!









のべ