海のキノコ | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさん、コンニチハ。




海にすむ生き物には

おもしろい名前を持つものが


たくさん居ますねっ!




ウメボシイソギンチャクとか

エクレアナマコとか…



食べ物の名前ばかり浮かんできましたが笑





水族館で展示中のおもしろい名前の

生き物と言えば、コチラ。









『ウミキノコ』 という


軟らかい体をした骨格を持たない

ソフトコーラル(サンゴ)の仲間です。








どうでしょうか?

キノコには見えますか?キノコ


大きくなると1mを越える

個体も見られます。




しかし、このウミキノコ。


いつも決まってこんな姿を

しているわけでは無いんですよ。





コチラをご覧ください。



実はこの↑の写真も

ウミキノコです。








つるっとしていて

なんだか別の生き物みたいですよね。




実は、サンゴの仲間の多くは、




光や水流などの条件によって

ポリプと呼ばれる触手の部分を伸ばします。





ポリプを使って

餌となるプランクトンを捕まえるのです。





もちろん、サンゴに触ってしまったり

サンゴを移動させたりするだけでも、





触手はみるみる縮んでいってしまいます。


非常に繊細な生き物なのです電球







この触手が伸びポリプが

綺麗に開いている状態こそがベストなのです。







水族館では、数多くの水槽で

ウミキノコをレイアウトとして利用しています。



ぜひ、ウミキノコが綺麗に

咲いているかひまわり


なんてちょっとマニアックな

視点で水槽を見て頂くのもアリかと思います。









キノコ岩の水槽ではポリプが

綺麗に開いたウミキノコに


カクレクマノミが隠れている

姿もよく観察することが出来ます。






クマノミの隠れ家?としても役立っている


『ウミキノコ』に

目してみてくださいね♪



バナナ 山口 バナナ