深海のヌルヌル?? | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

今日はあいにくの雨~


髪も暴れ放題day!






さて、


今日は私たち人間にも欠かせない粘液。


ヌルヌルの粘液についてご紹介します。





生き物には


体の保護のため、


餌をとるため、身を守るために


粘液を出しています。





例えば


カタツムリやナメクジは体の水分の蒸発を防ぐため


カメレオンは舌の表面に粘液があることで


餌をくっ付けて捕まえています。


アオブダイは粘液の寝袋を作って眠っています。





私たちの粘液は唾液や鼻水。


口の乾燥を防ぐため


鼻の粘膜を守るために出していますね。








そんな中


衝撃的なヌルヌル粘液を出す


深海生物がいるのをご存知ですか?











その名も





『ヌタウナギ』













ウナギと付いていますが



ウナギの仲間ではなく


無顎類になり、顎がありません。


厳密にいうと魚もない…





眼が皮膚の下に埋没していて

生きた化石とも言われる


非常に原始的な生き物です。




この“ヌタ”とは粘液のことを言います。


危険を感じると体から粘液を出し


相手の口や鰓に詰まらせ


自分の体の何倍もある敵をも撃退してしまうそうです。




どんなヌルヌルなのか気になりますよね~






今日は…






見せちゃいます*






これがそのヌルヌルの粘液












確かにこの粘液は撃退効果がありそうですよね。








深海ラボでは


この粘液を皆様の前で


取り出すという実験も行っています。


非常に人気のある実験で


成功すれば、その粘液にも触れちゃいます。




近年は美容効果も高いということで


化粧品の開発も進められているとかなので


女性の皆様には


ためらいなく触って頂いております(笑)




日によって何の実験を行うかは


生物の状態にもよっても異なりますが


深海ラボにも是非注目してみてください(^^)v






のべ