エサを食べるのも一苦労… | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

こんにちはー

今日は朝からキンキンに冷えてましたねあせるナツキですチョキチョキ

雪なんてほとんど降らない沼津にもチラホラ雪が舞いました!?







さて、先日ビックリするとプクプクになってしまう



『ミドリフサアンコウ』をご紹介しましたが・・・


元気な状態で採集できたとしても

飼育していくうえで、難しい問題にぶち当たりますガーン





それは  です!


海中での様子を見ることが出来ませんので

何を食べているのか、わからない訳で・・・


しかしながら、ミドリフサアンコウ

採集されて、バックヤードで休ませていると

2~3日の内に胃の内容物を吐き出します

深海から上がってきて

  環境も変化し、それはショックも大きいですよね)


その中には

小魚甲殻類タコなんてのも吐き出しますあせる








水族館では何を与えているのかというと…



駿河湾名産

『サクラエビ』で御座います!! なんて贅沢なっ!

比較的、食べてくれる確率高めの餌なんです!





写真のように給餌棒につけて…



顔の前で、チラチラさせて誘います!

しつこく誘います!!









すると…



ぱくっ!!








さらに…



ぱくっっ!!!







これ!

簡単に食べてくれているように見えますが

早い個体で3日…遅い個体では1ヶ月も時間がかかりますあせる


しつこくサクラエビで誘い続けた、スタッフにとっては

最高にうれしい瞬間ですクラッカー


長期間での飼育が出来る可能性が見えた瞬間でもありますからねグッド!




是非、ご来館の際には

皆さんに元気な生き物たちを見て頂くべく

裏では、日々スタッフが給餌棒で誘っていることを思い出してみてください得意げ



桜えびナツキ桜えび