誰が食べたの? | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

突然ですが…














問題です。












これは水族館で使用している


エサ(カタクチイワシ)です。








ある深海生物が食べたあとなんですが








さて、誰が食べたのでしょうか~?
















ダイオウグソクムシ?








タカアシガニ?








それともオウムガイ?










正解は…






















ヌタウナギです。










キレイに硬い骨や頭は残していますね。








本当にきれいに残していたので


驚きました。




一番好きな内臓もキレイにないですよね…






って、ところで皆さん、


ヌタウナギの口ってどこにあるか知っていますか?












これは顔の裏側です。














顔の先端部分、


口だと思われやすいところですが…












実は鼻孔なんですね。








黄色く囲った部分が口なのです。


そして、顎も歯もなく


歯状の突起があるのみなんですよ。






そのため、エサを食べる時も


硬いものを噛み砕くようなことはできません。


吸い付くようにして餌を食べるのです。


だからイワシのように、頭や骨だけ残るんですね。








以前も紹介しましたが


ヌタウナギのエサのシーンです。












個人的にエサの食べ方では


かなり衝撃を受けた種類でもあります。








ということで


今日は、ヌタウナギの


ちょっと面白いエサの残しあとのご紹介でした♪






のべ