表題のとおり、ものすごく久しぶりに、ふれーゆ裏に行ってきました。
東京湾で大きな被害のあった台風15号&19号の上陸以来、初めてです。
何しろ、東京・横浜・川崎・横須賀などの主な釣場が壊滅的になっている中、さほど大きな被害がなかったのは、ここ、ふれーゆ裏くらい(とはいっても柵の一部とベンチは壊れたらしいけど)。
他の釣場から流れてきた人たちで、週末は大混雑だとか、路駐の車が横浜市立大学の辺りまで連なっているとか、噂ばかり耳に入ってくるので、これは自分の目で確かめなければ! と出掛けてきたわけです。
ちなみに、私はいつもの通り、鶴見駅からバスで公共交通機関を利用しました。
で、到着してみると……。
(混んどる……)
まあ、普通に考えたら混んでる感じには見えないでしょうけど、これ平日の午後四時くらいの光景ですよ。
例年のこの時期なら、週末じゃなきゃガラガラです。
上記の画像は入口から第一コーナーを眺めた様子ですが、第二コーナーを曲がっても、ずっと奥までこの密度。
いつもなら奥に行くに従って人はまばらになるんですけどね。やはり混んでる。平日でこれなら週末はさぞや……。
さて、皆さん微妙な距離感を保って竿を出しているので、なかなか入る場所が見つからず、うろうろしていたら、ちょうど帰るところと思しき親子連れがいたので、挨拶して入れてもらいました。
そんなことをやっている間にも、周りではちらほらとタチウオが上がっています。
今年もタチウオはよく釣れているようで、あの台風二連発がなければ、空いている釣場でのんびりタチウオ狙えたのになあ……と残念な気持ちに。
この日は一応、ウキ釣りと引き釣り(テンヤ)、それからメタルバイブにメタルジグと、一通りタチウオ向けに仕掛けを用意してきたんだけど、現場に来た気分的にはウキ釣りかなと思い、あれこれ手を出さずにそれに集中することにします。
そして開始してすぐ、タチウオ独特の、もわーんとしたアタリが。
十分に待ってアワセたら、いきなりヒット!
幸先いい~! と思ってたら、取り込みでぶっこ抜こうとした時にまさかのラインブレイク。
うひー、マジかよ。むしろ幸先悪いよ。
暗くなるにつれて、徐々に釣場にいる人の密度も下がってきますが、居残っている人の殆どがタチウオ狙い。
それも結構、次々に上がっています。
ところが私、ほぼ一年ぶりのタチウオ釣りなので、アタリが上手く取れず、アワセが早すぎてすっぽ抜けたり、逆に待ちすぎて反応がなくなりエサだけ取られるというのを何度か繰り返し……そしてとうとう、苦労の末に念願のヒット!
やった! 一年ぶりのタチウオ! すごくいい引き!
今度はブレイクしないように慎重に寄せてから、一気にぶっこ……抜き……ん?
タチウオじゃないぞ?
(サバ。しかもでかい)
まるまる太ったサバ。
ていうか、こんなでかいサバ、ふれーゆ裏にいたのかよ。
サバはすぐに締めないと、どんどん鮮度が下がっていくので、アスファルトの上で、ビチビチ暴れるサバの顔をタオルで押さえ、一気に首を鯖折りします。
いつもだったら、このサイズのサバが釣れたら大喜びなんだけど、この日は周りでタチウオがコンスタントに釣れているので、血抜きしたりエラや内臓を取っている間にも、気持ちばかりが焦ります。あと、血が飛び散って生臭いこと。帰りも電車なんだけどなあ。
そして、ひと通り処理が終わり、今度こそタチウオ! と思って再開しますが……。
一気に消し込み、横走りする電気ウキ。このアタリ、ぜったいタチウオじゃねえ。
で、二尾目もサバ。
一尾目よりは少し小さいですが、十分、お刺身や〆サバでいけるサイズです。
でも、やっとの思いでサバの処理が終わった直後にまたサバだったので、もう一度同じことをするのが億劫だったのと、それをやっている間にタチウオの時合いを逃しそうな気がしたので、すぐ隣で釣っていたお兄さんたちのグループに「サバいりません?」とお裾分け。
まあ、喜んでくれたからいいか。
ところが、この後はアタリがぱったりと遠のき、何度かあったタチウオらしきアタリもすっぽ抜けばかりで乗らず。
タチウオを釣りに来たのに、でかサバを持って家に帰ることになったのでした。
なんか複雑な気分。
ちなみにこれがサイズです。
現場でも一応、計測アプリで計ったんだけど、暗いと誤動作するようで、正確なサイズがわからなかったので、おうちに帰ってから。
(三枚におろす前に撮影)
尾っぽはジップロックに入れる時に邪魔だったので現場で切っちゃいました。
たぶん、実測35cmくらいだったんじゃないかな。
DATA
ロッド:ダイワ リバティクラブ小継磯 3-270
リール:14エクセラー2500
ライン:ナイロン3号(ダイワ ジャストロン クリアカラー)
仕掛け:電気ウキ3号、オモリ2号、自作ワイヤーハリス
エサ:キビナゴ