今、 そこにあるかもしれない危機。
主人公はデイ・ケア施設に勤める外科医だ。介護する老人たちの麻痺した手足。本人にとっても動く見込みはない重い肉の塊。ケアする側にも負担になることから「廃用身」というそうだ。それを切断することで残りの人生をよりよくというサービスをAケアとして進めたところ起きる物語。効率面や理論は納得できるし、保証はないが結果もでている。術後の本人も明るい。だから…自分や自分の身内がその状況になった時、後戻りのできない決断をするのかしないのか。
衰えの激しい両親のことを思い、骨折から半年経ったがまだ上がらない右肩のリハビリをしながら、考えさせられっぱなしだった。