いまそこに熱量があるか?
1980年代前後に生まれた日本の、東京のパンク。その渦中にいたカメラマンの手記と写真をもとに作られた実話ベースの物語。監督は当時渦中にいた田口トモロヲ、脚本はバンド活動もしているクドカン。自分はまだ当時小学生なので接点がなく、バンドブームから遡って、雑誌の宝島などで名前と知識を得た世界だ。ロックに対して、メジャーに対しての抵抗。そして自分たちが表現していきたいものと現実との落としどころ。「何にもないけど、何でも自分でできる」彼らには衝動と熱意と飢餓感が溢れていたし、憧れも感じた。「あなたへのお勧め」がサブスクで無料で聞け、創作もAIがサクッと担ってくれ、流通もネットでクリック一つ。そんな時代の音楽にこの熱量を求めるのはやっぱり厳しいのだろうか?
笑ったのは「ジョニー・ロットンって、実家かなぁ・・・?」「実家暮らしはロックじゃないよね」さすがクドカンだ。