こんな日常は、いやだ。
上映時間は90分ちょい。でもこんなに疲れた映画は久しぶりだ。物語はというか、特に劇的なことが起こるわけではないのだが、舞台は病院。主人公は遅番の看護師で仲間に病欠者が出て、キャパオーバーな日の話だ。勤務の間中なりやまぬ内線とナースコール。次から次へと発生するトラブル。いくつもの案件を抱えながら、遅いと文句を言われながらこなしていく。一息付けるのはエレベーターの中の数秒だけ。まさに怒涛の半日を描いていく。
映画ではスーパーヒーローが怒涛の活躍を見せることは多いし、50のおっさんでも仕事で駆けずり回り、1日2万歩以上歩く日だってたまにはある。でも彼女たちはこれが日常、毎日の出来事なのだ。あんなしんどい一日を終えても、また24時間後には同じところで働き続けるすごさ。誰が本当のヒーローなのか?くたくたになりながら考えていた。