じわっと染みる。アニメなのに。

これだけ世界を席巻しているんだから色眼鏡でみるのはあかんと思うけど、基本的にアニメは子供や若者向け、夢や幻想を形にしていくというイメージがある。でもこれは違う。主人公は終身刑で服役中のヤクザ。もう残り少ない人生の最後に、ホウセンカと話せるようになり、つらかった人生の中で最後に狙っていた「大逆転」を語る。老ヤクザは小林薫、ホウセンカはピエール瀧。血はつながってないし、籍も入れない。でも一緒にいたい、居たかった「家族」の幸せを祈る気持ち。寡黙な男がひっそり残した最後のメッセージ。こんな煮つけみたいな物語のうまみを若者がわかるわけがないわ。