語り手の力かぁ…。
映画が自分に新しい世界を教えてくれることが時々ある。それは作者のクリエイティブによるものや気付きもあるが、ドキュメンタリーが多い。これはドキュメントではないが、実話ベース。小児愛好者による人身売買、もちろん今の話だ。そこに切り込み、危険を顧みず子どもたちを救う捜査官のある意味ヒーローもの。でも彼への称賛より、これが想像とか設定ではなく、そこにある現実だということに衝撃を受ける。それを世間に広く知ってもらうために、儲け度外視で無料で見てもらえるシステムを提案する制作側と、公開を妨害するオトナたち。どっちに共感できるか?見て判断してほしい。