ある意味、警告なのか?
5年前に公開され大ヒット、社会現象すら起こした「JOKER」の続編。お金のため、というより前作を見て影響された人たちに「冷静になれよ!」とメッセージを発している「あえての凡作」なような気がした。不遇な環境を非合法ながら思い切った行動で切り開き、社会に不満を抱える人たちのアイコンになっていったジョーカー。その生きざまと活躍?を描いた「JOKER」とは違い、捕まったあとの苦悩と妄想を描いたのがこの続編だ。舞台は基本的に刑務所と裁判所の行き来だけだし、「初めて愛してくれた人」レディーガガとミュージカル仕立てで歌いまくるけど、しょせん妄想の世界。目が覚めたら厳しい現実が待っている。自分たちの鬱憤を晴らしてくれそうな存在に、熱狂してるとしっぺ返し食らうで!大統領選を前にそんなメッセージが込められているのでは?と思うのは考えすぎかな?