そりゃそうだよな。
88歳で小説を書くのを辞めて、のんびり、でも鬱々とした日々を送っていた佐藤愛子さんが、こちらも時代遅れのおっさん編集者に出会い、共に生きがいを見つけていく話。共感するポイントはたくさん、でも愛子さんのほうはまだ40年も先で全く実感わかない。専ら唐沢寿明演じる昭和編集者に自分を重ねた。出世は興味ないけど、現場は好きで、それなりに努力もしているし、実績もあるつもり。でも社会の大きな流れには贖えず、さらに会社の中での意思決定や空気からの疎外感をヒシヒシ感じる。家族は愛してるけど、子育てがうまくいってる自信はない。悩めるおっさんに大先輩からのアドバイスはシンプル「周りにちょっと迷惑かけても、自分のやりたいことをする暴れ猪でいい」もうひと暴れさせてもらうか。