光と影。
1軍人から皇帝にまで上り詰めた英雄ナポレオン。その後ロシア遠征で
失敗し、追放されて…という教科書的な知識はあった。
でもそんな男も、実は奥さんに振り回され、孤独で、いろんな悩みがあって…
という物語。それは最初新鮮だったけど、3時間近い尺の中で灰色の時間帯が
多すぎて、うんざりした。あとうんざりと言えばスケール感ばかり強調された
戦いのシーン。もうちょっとナポレオンの出世した理由、天才的な戦略などを
見せて欲しかった。光の輝きが強いほど、影の暗さが際立つのに。