funでなく、interestingだった邦画。
水フェチという世間的に正しくない、理解されない性欲があり、生きづらさを抱えたまま生きてきた人たちの物語。
「普通」と言われる人たちの世界に間借りしているよう、でも自分ではどうしようもない。
そんな人たちが数少ない理解者と出会って幸せを見つけ出す一方で、「普通」「世間的に正しい」の権化である検事は
そこにこだわるばかりに家庭が崩壊していく。どっちが幸せなんだろう?普通ってなんだろう?考えずにいられない。
みんな違って本当にそれでいいの?生きづらい時代を演じた時のガッキーの死んだ魚のような目、理解してくれる人と一緒に暮らす幸せ、「いなくならないから」という最後のセリフが印象的だった