何が出るかな?何が出るかな?
小堺さんが司会をしていたあの番組のような?ドキドキが最後まで楽しめた。
孤島の予約の取れないレストランに集められた訳アリのセレブたち。すごいシェフによる究極のメニューが振舞われるのだが…
はじめ聞いた時は宮沢賢治の「注文の多い料理店」をイメージしたがお客さんが食べられる話ではなかった。でもメチャおもろかった。
コース料理の一品一品で物語が区切られ、それぞれの登場人物をしっかり描きつつ、次に何が出てくるのかわからない。さらに端々にちりばめられた「成金」「権威」「うんちく」「わかったふり」「似非グルメ」などへの皮肉、批判。料理の味はちっとも想像できなかったけど、そこはじっくり味わえたと思う。
ヒロインがアバターみたいな顔じゃなかったらもっとよかったのに。