地球が教えてくれてる。
環境再生医を名乗る造園士、矢野智徳さんのドキュメント。壊れた環境や自然災害のあとを再生していく。矢野さんが言うには大切なのは空気や水の通り道。自然界の生き物は皆それに協力しているのに、人間だけがわがままに、自分の利益だけを求めた開発をし、その流れをつまらせるから災害が起こる。
話を聞いていて、同じようなことが環境だけでなく、人間の体や社会にも言えるなぁと気づいて驚いた。効率や経済ばかり求めた社会が、行き詰まりや息のつまるような生活を強いている。必要なのは、適度な余裕といろいろなものの循環、そして競争しつつも周りとの共存共栄。メチャメチャわかりやすく示してくれているやん、なぜ気づかない?