奇跡の産まれる場所
東京にある伝説のレコーディングスタジオ「音響ハウス」に関わる人たちのインタビューと新曲を作る過程のドキュメント。初めて存在を知ったけど80年代のシティポップの名曲が産まれた場所だそうだ。思い出を語る人たちの言葉の共通項は打ち込みやダビングを重ねるデジタルレコーディングでなく、せーので音を出す生録音の素晴らしさ。みんなで息を合わせ、その瞬間でしか作れないものって、コンピューターの緻密な計算では生み出せない。その奇跡を求めて、CDで聞き慣れた曲でもライブを求めるんじゃないだろうか?自分が打ち込みとサンプリングだらけの今の音楽にあまり魅力を感じないのはそんなところにも理由があるのではと感じた。