肝の座りかたが違う。
北の核開発の状況を探るため、幹部に近づき金正日にまで会った実在の韓国スパイの物語。スパイ映画といっても爆発も銃撃もアクションもほぼなく、演技で相手を騙すヒリヒリした時間が流れる。委員長謁見のシーンの目を合わせるな、言葉を遮るなという緊張感。20年も経ってないのに思いきり政府の闇を暴く思いきり。もちろん環境の違いはあるけど、新聞記者なんて目じゃないわ。