家族って、なんやろ?
シングルマザーの斬新な作戦「うちの息子を一緒に育てませんか?」に賛同して集まった人たちに8ヶ月~8歳くらいまで育てられた青年が、大人になってその人たちに会いにいくドキュメント。彼の親が自分と同世代で、つい20年くらい前の出来事だったことに驚いた。事実だから仕方ないけど、ちょっと残念だったのが沈没家族自体が彼が「子ども」だった時代だけだったころ。少年・青年期にどんなことを感じるのかを知りたかったというのは贅沢か。ひとつ印象に残ったのはカントクが言っていた「母には人に頼れる才能があった」という言葉。別に放棄したわけでなく、人に委ねる。そのためには信頼が必要。子育てを肉親"だけ"で抱える必要があるだろうか?自分の産んだ子だけに責任があるんだろうか?困った時はお互いさま。そうなふうにならへんかなぁ。