野火 6終戦記念日を挟んで見た「日本の一番長い…」「火垂るの墓」に続くラスト。フィリピンに取り残された日本兵たちの過酷な物語だ。よくアメリカ戦争映画にある志やヒロイズムはない。究極に追いこまれた状況での理性と本能の激しい闘い。生き残るため、国に帰るため、自分だったらどうするか?あの選択をするのか?常に刃を突き立てられた感じの90分弱。戦争がどうかとか、そういうメッセージは思ったよりなかったが、見終わってこの引きずる感じは久しぶりだ。