幸せって、なんだっけ!?
亡くなった母親が残したレシピには生活のコツと「四十九日は大宴会」の文字。残された頑固オヤジと出戻り娘に、母親が頼んだという奇妙な助っ人が加わって…。ここ2年くらいで数人の知人を亡くしたからなのか、死んだあとにわかる「その人が残していったもの」について何度も考えさせられた。永作博美や石橋蓮司の好演はもちろん、若い頃の両親を演じた方の表情も素晴らしく、監督のうまさにやられた。世間というあやふやなものが勝手に定義してる普通の幸せ。それを手に入れられないのは落第なわけじゃなくて、それぞれの形がある。SMAPの歌みたいなきれい事はイヤだが、自分はどうかなぁ?まだまだ生きたりないなぁと考えてしまった。