ボチボチでんなぁ。
大学進学で大阪に出ていった娘に会うため、大分からやってきたオッサンと、スリのためオッサンに近づいたものの、オッサンを案内することになった少女の大阪珍道中。2組の父と娘の間にあるヒミツや人情の物語だ。ロケは基本、新世界。通天閣登って、串カツ、スマートボールに泥棒市…セリフにもあったけど「大阪は人情厚いファンタジーな街や」的な作品で、そこそこ面白いんだけど、なんか違和感を感じた。監督は関西の方だから確信犯だろうけど、これは東京人が半笑いで「やっぱり、大阪ってすごいよね。」っていう時の観光用の大阪だ。ハリウッドで描かれる日本がいつまでも珍妙なのと同じで、このステレオタイプを脱出しないとあかんよなぁ、大阪。