カタログとしてはいいんだろうけど。
世界最高峰のサーカス、シルク・ド・ソレイユを何を血迷ったかジェームス・キャメロン名義で3D映像化。インチキ代理店が作りそうな企画書づらではもっともらしく聞こえるかもしれないけど、こりゃひどいわ。そもそもシルクの最大の魅力は鍛え上げた肉体と、専用劇場だからできるものすごいセットで(だから日本に来てるテント公演はあくまでドサ回りの営業)、まるで映画のような世界のパフォーマンスを生で見られることだと思う。それをCGや編集、カメラワークで今やどんな世界も作り出せる映画の世界でやっちゃ、全く本末転倒でしょ。世界中でただひとつ、ラスベガスとかに行かないと見られないパフォーマンスを世界中でという言い分はあるだろうし、田舎もん向けのマーケット拡大にはいいかもしれないけど、カネのニオイしかしなくて、イヤだなぁ。あと、いい加減意味のない3Dで追加料金巻き上げるのはやめませんか?