オトナじゃん!
残酷な描写から発売禁止になった40年前のジョージ秋山さんの漫画をアニメ化した作品。応仁の乱くらいの時代、生きるために人肉を食べて大きくなった少年、アシュラが少女や師匠的な坊さんに出会い、少しずつ人間らしくなっていく…という話。アシュラは赤ん坊の時から実の母親に食われそうになるわ、小さな子供時代から斧振り回して人殺しまくるわ、実写じゃ見てらんない凄惨なシーンが冒頭から続く。見ていて感じたのは人間の理性とか社会性なんてものは、食えて初めて存在するという当たり前だけど、普段感じないこと。置かれたことがない究極な状況で、もし自分ならどうなるか?胸にズドンとくる1本だった。