ビターチョコレートみたいな。
アメコミヒーローのバットマンに苦悩と重厚感を加えたダークナイトシリーズの完結編。1作目から張ってある伏線とかストーリー展開とか、しっかり作ってあるなぁとは感じた。でもそれは「いい歳した大人がヒーロー映画に夢中になる」言い訳に見えてしまった。あと前作のジョーカーと比べ、悪役の動機も狂気も小粒だったし、何より長い!俺がバットマンに求めるのは、別に超能力の持ち主でもない金持ちがその財力と科学力にものをいわせ、道楽で子悪党を蹴散らす「押しかけヒーローごっこ」ものなんだけどなあ。