バックもできるよ。
トリックや20世紀少年など、テレビ局制作のエンタメ作品で地位を築いた堤監督が本当に撮りたかったという触れ込みの一本。お得意の派手な画面と音楽とは反対に思いきり振って、白黒&音楽なしで勝負してきた。金も安定もないけど楽しげなホームレスと、エリートコースだけど息が詰まりそうな生活をしている家族の比較で、幸せとか大事なものは何か?みたいなテーマなんだけど、なんかニセモノ。ステレオタイプすぎるし、展開も予想どおり。是枝作品とは響きのレベルが違う。やっぱり餅は餅屋ですよ、カントク。