回収すればいいってもんじゃないよ。
大阪を舞台に撮影された群像劇。それぞれにちょっと不幸とか不満とかはあって、いくつもの物語がちょっとずつ接点を持っている。
見ていて「運命じゃない人」をちょっと思い出したけど、あの作品と違うのは単につなげてあるだけで、そこに必然性がまるでないところ。
マイナスがかけ合わさるとプラスに転ずる、それぞれ不幸はあるけど、誰かと一緒なら幸せにもなれるよ。そんなメッセージがあるんだろうけどイマイチ弱い。録音の稚拙さも手伝って、作品の世界に没入できなかった部分も大きいんだけど。