そろそろ誰かゆうたれよ。
ダウンタウン松本さんの3本目。オレは大日本人より、しんぼるの方が好きだけど、これはあかん。普通の映画を撮りたかったのか?やっぱり笑いにこだわりたかったのか?どっち付かずで中途半端。生きるため、武士のプライドを捨てて芸をしつつも、プライドの象徴でもある刀のさやを捨てられない「さや侍」が、テレビとはまるで違う映画の世界で、自分自身のアイデンティティーである笑いを捨てきれずにいる松本さんと被ってしようがない。だから映画監督としての彼と同じようにパッとしない作品になってしまった。さやも捨てた侍の力を次は見せてほしい。