だからあの人に刀渡しちゃダメだって。
役所広司主演の時代物。簡単にいうと暴君に困り果てた重臣が部下に殿様暗殺を極秘に命令する、江戸時代のテロ映画。役所さんはじめ、そこそこの面子が揃っているので序盤のグロさは我慢して見てたけど、まあこれが何とも…。13人それぞれのキャラクター描写がほとんどない。どんな性格でどんな境遇の男で、どんな理由でそんな無謀な戦いに命をかけるのか?それがわかってこそ戦闘シーンに思い入れができるのにほぼ無し。しかもチャンバラばかり延々続く。序盤こそ計略があったがなぜかすぐそれを捨て、あとはバサッ血がピュー!ばっかり。唯一みどころといえばSMAP稲垣メンバーのキチガイ演技と泥血まみれ顔くらいか。2時間半近く、うんざりして流れてきたエンドロールに「監督 三池崇史」やっぱりか。