やっばりパチもんは造りが粗いわ。
中井貴一主演の夢を叶えるオヤジの話。仕事のやりがい、リストラ、家族、昔からの夢、ふるさと…中年にとっては琴線にふれるパーツがいっぱいだ。でも残念なことにそれを裸で並べただけ。「いくつになっても夢は叶うんだ」路上詩人が書きそうな言葉を主人公にそのまんま言わせるためにツジツマあわせたってそううまくはいかない。それにひたすら「愛してる」をそのまま連呼するだけじゃラブソングとして成立しないように、伝えたいことをさりげなく、心に染み込むように慎ましやかに入れ込んでいくのがプロの表現なんじゃないだろうか?
オレも泣かされた大ヒット作品のパロディみたいなタイトルだけど、制作プロダクションも本家と同じだから大丈夫かと思ったが、やっばパチもんやった。もしかしてプロダクションもロホットとか書いてあったんかも。