器用貧乏。
53歳で余命半年としったおじさんが死ぬまでにやりたいこととして、高校時代にやっていたバンドを再結成した…という話。
病気や厳しい現実、懐かしい学生時代、心に刻まれた音楽、涙にしろ笑いにしろ要素は十二分にあった。だからかもしれないが、欲張りすぎてどっち付かずになってしまい、期待外れだった。学生時代をもっと丁寧に描いてほしかったし、憧れのマドンナとか子供たちとの関係とか、雑に振りっぱなしの要素もたくさんあって実にもったいない。あと、何のためにラクダ顔の稲垣潤一出したんだろう?
まぁそんなダメな点に目をつぶれば考えさせられることもあった。どのくらいあるかわからん余命だけど、ちゃんと充実させてますか?あなたなら半年どう過ごしますか?