本当にホンモノ?
寂れた田舎の診療所で村人たちから神様のようにありがたがられていた医者が、実は免許のないニセモノだったという話。西川監督の作品は初めてだったが、師匠譲りの地味だけどしっかりした下調べの上に構築されたリアルな物語には考えさせられることが多かった。確かに本物ってなんだろう?お上や何たら協会が出す資格は所詮試験の成績優秀者でしかないし、カネで買えるケースだってある。また最近は親の資格なんかまるでないくせに、無計画に子供を作ってしまう「ニセモノの本当の親」までゴロゴロしている。
あなたは胸張ってホンモノの何だって言えますか?